国内屈指のパッシブハウスのつくり手・アーキテクト工房Pure(愛媛県松山市)代表の髙岡文紀さんによるエコバウ建築ツアー(主催:イケダコーポレーション)視察記の3回目。ドイツからオーストリアへと移動し、歴史的修道院施設や環境と働く人に優しい湖畔にたたずむオフィスビルを訪れた模様をお届けする。
ドイツからオーストリアへと移動し、建築家ヘルマン・カウフマン氏の案内で、ザンクトゲロルド村のカウフマン氏が設計を手がけた歴史的修道院施設の改修現場を視察した。陽気な牧師さんがパイプオルガンの演奏で私たちを出迎えてくれた。
カウフマン氏に設計を依頼した理由は「普通でない建築家だったから」と話していた。ここで使われている材料は「粘土と木」とのことで、案内してもらった墓地は版築でできており、とても素晴らしいものだった。
次に1000年前の納屋を宿泊施設に改修した現場を見た。使われた素材は・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号16面(2024年5月10日発行)に掲載しています。
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