4月19日、東京ビッグサイトで開催されたジャンボびっくり見本市(主催=ジャンボびっくり見本市協催委員会)内で、芝浦工業大学建築学部の蟹澤宏剛教授が建設業界の担い手不足について講演した。蟹澤教授は「20~30年後には、現場で働く技能者が今の半分に減ってしまう」と警鐘を鳴らし、早急な対策の必要性を説いた。
2015年から20年までの5年間で、建設業従事者は約1~2割減少し65歳未満に限ると減少率はさらに高い。特に減少が著しいのが建築大工で、ピークだった1980年の80万人から「2020年は30万人を切り、35年には20年の半分、45年には3分の1に落ち込む」と蟹澤教授は見ている。
中小の建設業は「そもそも高校の先生が生徒に紹介しない」うえに「実際は4週4休や日給月給だったり、仕事は見て覚えろという風潮がまだ強い」ため・・・
この記事は新建ハウジング5月10日号5面(2024年5月10日発行)に掲載しています。
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