米カリフォルニア州アナハイム市議会は4月17日に行われた議会投票で、ディズニーランド・リゾートの拡張計画「DisneylandForward」を承認した。
拡張計画の承認に当たってはディズニーランド・リゾート周辺の公道やコミュニティの扱いも焦点となっており、ディズニーは周辺道路の買収などに3960万ドル(約61.5億円)を支払うほか、手頃な価格の住宅に3000万ドル(約46.5億円)、都市公園に800万ドル(12.4億円)、道路と下水道の整備に4500万ドル(約70億円)を地元コミュニティに対し支払うことになる。
この計画では、ディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーが存在するエリアの西側に新たなホテルやアトラクションなどを建設することになっている。また、現在トイ・ストーリー・パーキングエリアとして運用されている南東の土地にも、アトラクションやショップ、食事・娯楽用施設などが建設される予定だ。
ディズニーは今回の計画に、今後10年間で少なくとも19億ドル(約2953億円)を投じる。具体的に何が建設されるかはまだ明らかになっていないが、東京ディズニーシーに新たにオープンする「ラプンツェルの森」や「ピーターパンのネバーランド」をはじめとする世界中のディズニーランドのエリアやアトラクションからインスピレーションを得た、より先進的で没入感のある体験の提供を目指すという。
計画はまだ最終承認に至っておらず、きょう2回目の議会投票が行われる予定だ。
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