NTT都市開発(東京都千代田区)、NTTコミュニケーションズ(NTT Com、東京都千代田区)、 NTTデータ(東京都江東区)は、NTT Com とNTTデータが提供する屋内環境予測AIを用いた空調最適制御サービスを、NTT都市開発が保有する5つの大規模オフィスビル共用部に導入し、順次運用を開始すると発表した。
一般的なオフィスビルでは、ビル全体のエネルギー消費の約5割をビルの空調設備が占めており、空調関連の消費エネルギーを削減することが重要な課題となっている。同サービスでは、天候、室内温湿度、人流などのデータを用いてAIが室温の変化やビル滞在者の快適性を予測し、空調制御を先回りして行うことで、快適性と省エネルギー化を両立することができる。空調設備を更新することなく、クラウド上での分析と制御指示を行う仕組みを付加することで導入が可能。
2022年8月から、NTT都市開発が保有するアーバンネット名古屋ネクスタビルの共用部にて同サービスのフィールド実証を実施。空調エネルギー使用量の約30%の削減効果が確認できたという。
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