ポラス(埼玉県越谷市)はこのほど、ポラスタウン開発(埼玉県さいたま市)が企画・販売した戸建て分譲住宅「ディスカバリープロジェクト東武動物公園 コネクト・コミュニティ」(埼玉県南埼玉郡)が、「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2024」(主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)において、グループ初の最優秀賞を受賞したと発表した。
ジャパン・レジリエンス・アワードは、次世代に向けたレジリエンス社会構築に向けて強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な企業・団体を評価、表彰する制度。同プロジェクトは「防災を主軸にした街づくり」をコンセプトに、NPO法人日本防災環境(横浜市)、ユニソン(愛知県豊田市)と取り組んだもので、3法人での共同受賞となった。
「ディスカバリープロジェクト東武動物公園 コネクト・コミュニティ」(全37棟)では、災害に強い街づくりのため「いつも」と「もしも」の境界をなくす「フェーズフリー」の考え方を採用。住民同士が自然に顔を合わせるよう考えられた街区計画によって、災害時に助け合う「共助」のコミュニティ形成を図る。街区内の共有地「モミの木公園」には、かまどベンチやソーラー付きLED街路灯、東屋、井戸、AEDなどを設置。普段はコミュニティの場として、非常時には防災拠点として活用する。
自宅には防災グッズの収納スペースや地震の揺れを感知する感震ブレーカー、スマホ充電が可能なポータブル電源、雨水を生活用水に活用できる雨水タンク、家庭菜園スペースなどを備え、安心・安全を確保している。身の回りのモノを日常時だけでなく非日常にも役立て、「共助」「自助」の醸成が自然にできる「防災意識の高い街づくり」を目指したとしている。
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