能登半島地震で特に大きな被害を受けた石川県の6市町から別の自治体への転出が、被災3カ月で計2750人に上ったことが1日、分かった。転出が転入を上回る「社会減」は2209人で、昨年の同じ時期の約3.7倍。人口流出に歯止めがかからない現状が浮き彫りになった。
県が1日発表した人口推計によると、3月だけで6市町から計1350人が転出。3カ月間の転出者は多い順に七尾市848人、輪島市770人、珠洲市378人、能登町295人、志賀町272人、穴水町187人だった。
死亡数が出生数を上回る「自然減」を含めた6市町の人口減少は、3カ月で計3221人で、人口の約2.7%に相当する。
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