アンドパッド(東京都千代田区)は4月30日、コンベックス(東京都渋谷区)と株式譲渡契約を締結し、グループ会社化が完了したと発表した。また、コンベックスの株式取得・子会社化を目的に、みずほ銀行から12億円の資金調達を実施した。
同社は、現場の効率化から経営改善までを一元管理できるクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を開発・提供。コンベックスは、住宅・不動産業界向けに特化した営業生産性向上のためのマーケティングオートメーションツール「Digima」を展開している。
今回のグループ会社化で、「ANDPAD」と「Digima」のシステムを連携。住宅・不動産事業者が「Digima」で管理しているWebサイトからの流入やイベント等の顧客情報と「ANDPAD」で管理する顧客データをリアルタイムに連携させることで、クライアントの受注率や生産性の向上を支援する。
アンドパッドは、2022年に戦略的な投資領域に関する基本方針「ANDPAD Second Act」を発表し、その一環で今回の資本業務提携・グループ会社化を実施した。M&Aと資本提携を通じ、新サービス・新規事業の創出などを推進、建設業界全体の課題解決に取り組んでいくとしている。
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