国土交通省が4月30日に公表した2023年度の新設住宅着工戸数は前年度比7.0%減の80万176戸で、2年連続の減少となった。持家は2年連続で減少し、貸家と分譲住宅も減少に転じたため、全体では新型コロナの影響を受けた20年度(81万2164戸)を下回った。
利用関係別では、持家は21万9622戸(同11.5%減)で、1959年度の20万7546戸に次いで低い水準となった。物価上昇と消費者マインドの低下が影響したと見られる。貸家は34万395戸(同2.0%減)で、3年ぶりに減少した。
分譲住宅は23万5041戸(同9.4%減)で、3年ぶりに減少。うちマンションは10万241戸(同12.0%減)で2年ぶり、一戸建は13万3615戸(同7.4%減)は3年ぶりの減少となった。
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