国土交通省は4月25日、同月1~5日に行った「主要建設資材需給・価格動向調査」の結果を発表した。セメント、生コンクリート、骨材、アスファルト合材、鋼材、木材、石油の7資材13品目について、価格動向は、骨材(砂・砂利)、アスファルト合材(新材・再生材)が「やや上昇」、その他の資材は「横ばい」となった。先月までは4カ月連続で全資材「横ばい」だった。
また、需給動向は、アスファルト合材(新材)が「やや緩和」、その他の資材は「均衡」。全資材「均衡」ではなくなったのは2022年7月以来。在庫状況は19カ月連続で調査資材すべてで「普通」だった。
調査は、建設資材の供給側(生産者、商社、問屋、販売店、特約店)と需要側(建設業者)から約2000社のモニターを選定し、主要建設資材の需給、価格、在庫の変動状況を把握することを目的に実施している。
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