カナダの3Dプリント建設企業nidus3D(カナダ・キングストン)は、カナダのトロントに3階建て3Dプリンター住宅を完成させたことを発表した。
建設された3Dプリンター住宅は3.5階建てで、広さは420㎡、屋根までの高さは約12.5m。同社によると、北米では初めての3階建てプリンター住宅で、地下室がついている。コンクリートを地下に流し込むのではなく、掘った地下スペースに3Dプリンターを設置するという方法で建設した。
建物の外観は伝統的なレンガ造りとなっており、3Dプリンター建築という近代的なテクノロジーとクラシックな価値観が調和するようデザイン。全四戸のアパートで、2024年後半に入居者を受け入れる。
nidus3Dの共同設立者であるヒュー・ロバーツ氏はリリースで「3Dプリントコンクリートで地下を含む3階建て構造の建設に成功した北米初の企業であることを誇りに思う」とコメントした。
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