信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、オオスガハウジング(福井県福井市)が4月17日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかった。 負債は推定7000万円。
1992年に設立し、一般の木造住宅を主力に店舗や倉庫などの建築や、中古住宅、土地の売買も手がけた。1994年3月期には売上高約6億1000万円を計上していた。その後、地元工務店やハウスメーカーとの競合で、受注低迷から業績も悪化。2021年3月期の売上高は約1600万円にまで減少し、赤字決算が続いていた。この間、代表などからの借り入れによって支えてきたが、資材高などの建築コスト上昇による採算悪化で資金繰りも限界に達し、事業の継続を断念した。なお、同社は2023年12月に会社法第472条1項の規定により解散(みなし解散)している。
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