信用調査会社・帝国データバンクの発表によると、桂田工務店(北海道釧路町)が2月29日に事業を停止し、4月15日までに事後処理を弁護士に一任していたことが分かった。今後、自己破産を申請する予定だという。負債は2022年1月期末時点で約7900万円とみられる。
1989年に創業し、地元に密着した営業で、個人顧客から木造住宅の新築工事や増改築工事を請け負い、2022年1月期には年売上高約9400万円を計上していた。しかし、同業者間の競合や資材価格の高騰から採算は悪化、借り入れ負担も重く、先行きの見通しが立たなくなり事業の継続を断念した。
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