細田工務店(東京都杉並区)は4月22日、長谷工コーポレーション(東京都港区)と共同開発した木造在来軸組工法用の「高遮音床構造」が、建材試験センターの性能試験で重量床衝撃音性能「LH-45」、軽量床衝撃音性能「LL-40」と高い遮音性能を確認したと発表した。4月から細田工務店の木造在来軸組工法による集合住宅で採用する。
「高遮音床構造」は、遮音フロア、木質系セメント板、ロックウール吸音板、重量床衝撃音減衰ダンパーの基本構成によって、高い遮音性能を実現。木造在来軸組工法による集合住宅の遮音性能向上を図る。
重量床衝撃音性能で「LH-45」を発揮する「プレミア45」は、木質系セメント板とロックウール吸音板を組み合わせた床構成とし、ロックウール吸音板による浮き床効果によって上階からの重量床衝撃音および軽量床衝撃音を低減。また、重量床衝撃音減衰ダンパーを床組の直下に設置することで、建物に伝わりやすい特定の周波数(63Hz帯域近傍)の振動を減衰するという。同時開発の「スタンダード50」では、重量床衝撃音性能「LH-50」、軽量床衝撃音性能「LL-40」を確認している。
同社は、4月から木造在来軸組工法の集合住宅において「スタンダード50」を標準仕様に設定。オプション仕様に「プレミア45」を用意し、受注を開始する。
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