プライム ライフ テクノロジーズ(東京都港区)と、グループ会社のミサワホーム(東京都新宿区)はこのほど、系統電力に頼らない電力オフグリッドの技術実証を目的とした実証試験を開始した。
遊休地利活用を目的に、LIFULL Financial(東京都千代田区)、藤和那須リゾート(栃木県那須郡那須町)を含めた4社による共同プロジェクトとして推進するオフグリッドグランピング施設「Miwatas NASU」を対象に、プライム ライフ テクノロジーズグループが電力オフグリッドを検証。
実証試験は、ミサワホームが展開するトレーラーハウス「MISAWA UNIT MOBILITY 「MOVE CORE」」(ミサワユニットモビリティ「ムーブコア」)にオフグリッドシステムを実装して行う。同施設においては、3月31日に設置を終えており、「ムーブコア」に、パナソニック製V2Hシステム(蓄電池6.3kWh、V2Hスタンド、HEMSシステム)を実装したことで、トヨタ自動車製の電気自動車(BEV)の余剰電力を活用することも可能となっている。
検証内容は、季節ごとのエネルギーデータの計測に加え、2023年度に実施した通年の電力シミュレーションとの比較分析を行う。共同プロジェクトでは暮らしに関わる様々なパターンを探ることで宿泊施設などのモビリティの開発につなげるだけでなく、将来的には災害時・緊急時の応急仮設施設としての活用も期待できるとする。
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