日本損害保険協会は22日、能登半島地震で損保会社が支払った地震保険の保険金額が3月末時点で約744億円に達したと発表した。発生から約3カ月の支払額。地震に伴う保険金支払額では、1995年の阪神大震災(約783億円)に次いで過去7番目の規模となった。
地震による建物・家財の調査依頼件数は12万8263件。そのうち、約90%で調査を完了しており、今後支払額の伸びは鈍化するとみられる。県別では、石川県が約415億円、富山県が約171億円、新潟県が約129億円、福井県が約13億円に上った。
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