日本電機工業会が22日発表した2023年度の白物家電の国内出荷額は前年度比2.4%減の2兆5244億円と2年ぶりのマイナスだった。コロナ禍の収束で消費者が外食やレジャーにお金を使うようになったことや、物価高で節約志向が強まったことが響いた。
主要製品別に見ると、最も出荷額が大きいエアコンは1.1%減の7819億円と落ち込んだ。冷蔵庫は3.6%減の4299億円。洗濯機はドラム式が好調だったものの、全体では1.4%減の3942億円だった。
一方、外出機会の増加に伴い、ドライヤーが12.3%増の471億円、電気シェーバーが9.1%増の506億円と伸びが目立った。訪日外国人観光客の増加も需要拡大を後押しした。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。