ロスコ・らしさ研究所(大阪府豊中市)と任意団体「平家の里 炭焼き・薪クラブ」は3月30日、三重県伊勢市矢持町にある炭焼き場で「第6回 囲炉裏・薪ストーブのある暮らしデザインコンテスト」の表彰式を開催した。式には、受賞した工務店や設計事務所、審査委員などが参加。最優秀賞である伊勢市長賞には、サカモト(宮城県柴田町)の「坂元植林の家 さとのえ」が選ばれた。
同コンテストでは、全国の工務店や設計事務所による、囲炉裏と薪ストーブを導入した住宅事例を募集して表彰する。囲炉裏部門、薪ストーブ部門の2部門で作品を募集。炭焼き文化と地域との共生、かつ“炭火・ほのおのある暮らし”をどのように表現したかを評価して採点する、テーマありきのコンテストだ。
今年は2部門計10点の応募があり、6点が入選した。囲炉裏部門の最優秀賞は伊佐ホームズ(東京都世田谷区)の「軽井沢Y山荘」が受賞。薪ストーブ部門の最優秀賞は、髙橋勝建築設計事務所(京都市右京区、設計)・竹内工務店(京都市右京区、施工)の「春秋山荘」が選ばれた。優秀賞は内保製材(滋賀県長浜市)、小林建設(埼玉県本庄市)、山路工務店(三重県大台町)の3社。
今年の授賞式では、炭焼き場での薪割り体験の後、受賞者がそれぞれ応募事例について説明。審査員の泉幸甫さん(泉幸甫建築研究所)がそれぞれ講評した。泉さんは「上位入賞の事例には1つの世界観がある。忙しい日々の中では難しいだろうが、新たな世界観を見つけて再度応募してほしい」と総評を述べた。
山の資源を活用した環境共生型のモデルハウス
伊勢市長賞を受賞したサカモトの「坂元植林の家 さとのえ」は・・・
この記事は新建ハウジング4月20日号5面(2024年4月20日発行)に掲載しています。
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