文部科学省はこのほど、大学・高等専門学校などの教室棟や研究棟の標準的な施設をZEB化するための方法を示した「ZEBチェックポイント~設計におけるZEB対応確認事項~」(PDF)を公表した。ZEB化(ZEB Ready相当)を実現するために、設計段階で確認しておくべき項目をチェックリストとしてまとめている。
国が発注する政府の新規公共施設については、地球温暖化対策推進法に基づく政府実行計画により、原則ZEB oriented相当以上とすることが定められており、さらに2030年までに新築建築物の平均でZEB Ready相当となることを目指している。
現状として、大学建物では空調におけるエネルギー消費が全体の48%と約半数を占めており、次いで照明が24.3%となっている。そこでZEB Ready相当を実現するためには、高効率空調システム設備の導入、気密・断熱化、エレベーター制御などの検討を行い、LED照明を採用することが有効だとした。
※この記事は会員限定記事です。ログイン後、続きが読めます。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。