商業施設・⽂化施設などの空間づくりを手掛ける丹⻘社(東京都港区)はこのほど、東京都中央区日本橋に位置する築50年超のビルを1棟フルリノベーションし、「ウィンド小伝馬町」としてオープンした。
「ウィンド小伝馬町」は、同社が展開する不動産価値を向上させる事業「R2(Real-estate Revitalization/不動産再活性化)」において手掛けたもの。「R2」は、「ビルを百年使う」をコンセプトに、都心部にある中小規模の築古ビルをより働きやすい環境のオフィスへとリノベーションする事業で、既存のビルをできるだけ長く使う「ストック活用」を推進することにより、気候変動抑制への貢献を目指している。
ウィンド小伝馬町ビルは1972年竣工。竣工から50年以上経過しているが、もともとの「構造体(躯体)」を活かし耐震補強工事で安全性を確保し、電気、給排水、空調などの「設備」や、内部・外部の「仕上げ」を新しくすることで、次の50年間を迎えられるビルとして甦らせた。
同ビル2~8階は、室内面積約20坪の家具付きフルセットアップオフィスとなっている。2〜8階区画の入居者募集にあたり、4月22日〜24日に内覧会を開催する。
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