国土交通省は4月11日、「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の募集を開始した。『人生100年時代』に生きる高齢者や障害者、子育て世帯などが安心して健康に暮らせる住環境の整備を促進することが目的。ライフステージに応じて変化する居住ニーズに対応したモデル的・先導的な事業に対し支援を行う。
募集するテーマは、(1)課題設定型、(2)事業者提案型、(3)事業育成型、(4)支援付き住宅型、(5)子育て住宅型、(6)子育て公営住宅型―の6テーマ。住宅・施設の建築主や管理者、生活支援サービスの提供者などが対象となる。
補助率は、調査設計計画費が3分の2、住宅整備費のうち建設・取得が10分の1、改修が3分の2、技術の検証費、情報提供・普及に要する費用が3分の2。1案件あたりの上限額は育成型が500万円、その他が3億円。応募の締め切りは、(1)(2)(3)が7月11日と9月26日。(4)(5)(6)が12月13日。
(1)「課題設定型」では、ひとり親向けシェアハウス、IoT活用による子どもの見守りなど子育て世帯向け住環境の整備、こども食堂など多様な世帯の互助を促進する地域交流拠点の整備、長く健康に暮らせる高齢者住環境の整備、住宅団地の再生につながる地域の居住継続機能整備などへの取り組みを支援する。(3)「事業育成型」では、(1)課題設定型、(2)事業者提案型の事業化に向けた調査・検討事業に対して支援を行う。
(4)「支援付き住宅型では、多様な世帯への住まいの提供と、見守りや自立支援を併せて実施する取組、(5)「子育て住宅型」では、子育て世帯への住環境の提供と、見守りや自立支援を併せて実施する取組が対象。(6)「子育て公営住宅型」では、公営住宅ストックを活用し、子どもを産み育てやすい環境を整備する取組を支援する。
23年度は一人親支援住宅など選定
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