アールシーコア(東京都渋谷区)が展開する「BESS(ベス)」はこのほど、BESSの中古住宅を販売・仲介する「歳時住宅事業」を全国で開始すると発表した。
同事業では、一般的にはマイナスとなる家の経年による価値に着目。木の家の中古価値を独自基準で評価し、セカンドユーザーに引き継ぐ仲介システムを構築した。メンテナンス状況を加味した木の経年変化を評価するシステムによって、木の家の本質的な価値の評価と、一般中古市場とは異なる査定を可能にした。セカンドユーザーには、手入れ方法の説明会などメンテナンスをサポートしていく。
BESSでは、飽きがこないベーシックデザインの企画型住宅を提案しており、引渡し済みの建物は、創業以来39年間で約2万2000棟にのぼる。経年で美しさが増すログハウスなどを、BESSがワンストップで査定し、木の価値を理解してくれる次のユーザーに引き継ぐことで、家を手放すユーザーにも安心とメリットを提供する。愛着の持てる家を適切にメンテナンスし、長く使うという、住宅の持続可能性を具現化したしくみとして、同事業を展開していく。
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