東京都は4月26日まで、「起業家による空き家活用事業」に協力し、起業家からの空き家物件に関する相談に対応するコーディネーターを募集している。申請資格者は、宅地建物取引業の免許を有する法人。採択件数は5社程度。
同事業は、戸建て住宅・店舗併用住宅などの空き家を活用した事業プランを考える起業家をサポートするもの。6月上旬頃から2025年3月中旬頃まで、都内の相談窓口にコーディネーターを配置。起業家から賃貸借が可能な空き家物件に関する相談を受け、事業プランに適した空き家物件の紹介、空き家の所有者と起業家間の賃貸借契約の締結に向けた各種調整を行う。
補助金は、対応実績に応じて支払われる。空き家を紹介し契約が成立した場合は10万円、契約には至らなかったが空き家の紹介・調整、相談対応を行った場合は5万円、空き家の紹介・調整を行った場合は2万5000円。
前年度までの事業では、①パーソナルトレーナー向けのプライベートジム研修スペースの運営、②出産前後の母子の不安に寄り添い、幸せな育児を創造する助産ケア、③障害者総合支援法等に基づく障害福祉サービス、④季節のフルーツを使ったデザートショップの運営、⑤若手アーティストの美術作品を展示、販売するスペースの運営―などのプランに対し、サポートを行っている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。