スノーピーク(新潟県三条市)は4月13日、経営陣による自社買収(MBO)が成立したことを発表した。同社は6月に予定する臨時株主総会を経て、東京証券取引所の上場廃止基準に従い、上場廃止となる。
米投資ファンドのベインキャピタルと組み、株式公開買い付け(TOB)を2024年2月21日から4月12日まで実施した。普通株式に対する公開買付けに2270万8815株の応募があり、予定数の下限を上回ったため、公開買付けが成立した。
スノーピークは、コロナ禍で急成長したキャンプブームで売り上げが伸びたが、コロナ禍における国内のキャンプブームが失速する中で業績が悪化、2023年12月期の決算で、連結純利益が前期比99.9パーセント減の100万円だったことを発表していた。株式を非公開化することで意思決定を迅速化し、経営改革を進めていく。
山井太社長は筆頭株主に該当しないことになるが、株式の非公開化後も経営にあたることになる。
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