都市再生機構(UR都市機構、神奈川県横浜市)とEV充電サービスを提供するユビ電(東京都港区)は4月11日、UR賃貸住宅「アーバンラフレ鶴舞公園」(名古屋市)において、中部エリアで初となるEV充電設備付き駐車場の運用を開始したと発表した。
同団地の駐車場2階部分に、EV充電設備付きの駐車場を20台分設置。ユビ電はEV充電設備付き駐車場の利用者と契約し、専用利用できるEV充電サービス「WeCharge」を提供する。居住者との駐車場契約はUR都市機構が行う。
「WeCharge」は、パナソニック製WK4422(3kW 普通充電 200Vコンセント)を採用。専用アプリで充電器・コンセントのQRコードを読み込み充電する。全てのEVおよびPHEVに対応し、1時間の充電で約20km走行可能。
利用料金は、通常の月額駐車場料金に加えて、月額のEV充電設備利用料2000円と、電力量(kWh)に基づいた充電サービス料が必要。なお、電気料金の高騰および地域間の料金差に伴い、5月1日から充電サービス利用料を改定する。
EVはガソリン車と比較して、走行時や製造から廃棄までの全工程において温室効果ガス排出量の削減が期待できるという。UR都市機構は、さまざまな取り組みを通して温室効果ガスの排出削減を推進しており、賃貸住宅入居者および入居検討者にEV充電設備付きの駐車場という選択肢を提供できるよう、同設備の展開を検討していく。
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