経済産業省が11日発表した4~6月期の鋼材需要見通しは、前年同期比5.4%減の1895万トンとなった。建設業や、自動車を除く製造業が引き続き低調で下押し要因となるため。粗鋼生産量は2171万トンを見込む。
部門別の国内鋼材消費量見通しは、建設部門で土木が4.7%減となった。人手不足や建設コストの上昇などで需要が弱含んでいるという。製造業部門は、自動車が2.6%、産業機械が6.5%それぞれ減少する。
金属課は、「自動車は緩やかな生産量の回復が期待されるが、どれぐらいのペースかは今期だけでは判断できない」と話している。
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