レンタルボックス、トランクルーム事業の加瀬倉庫(神奈川県横浜市)は、建物の建築ができない土地を借り上げてバイク駐車場として有効活用する事業を行っている。
建築基準法の接道義務(敷地が幅4m道路に2m以上接していなければならない)により、古い住宅地や市街地には建築不可の土地が多数存在する。なかでも自動車が入れないほど接道部分が狭い土地は、月極・時間貸駐車場として利用することもできず、土地を持て余す所有者もいる。そこで同社では、バイク駐車場としての土地活用を提案。自動車1台分のスペースから借り上げ、土地に合わせてライン型駐車場、雨風・犯罪を防ぐ個別収納型のバイク駐車場として利用する。また、長期間空室の建物の1階部分もバイク駐車場として転用できるとする。
すでに、関東地域で260カ所・1200台の月極バイク駐車場を管理運営しており、2013年度中に500カ所まで拡大したい考え。
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