YKK AP(東京都千代田区)は、アルミ外装材「アルカベール」と鋼板外装材「アイアンベール」で防火構造認定を14種取得、4月4日から受注を開始した。
同社は京都大学 生存圏研究所・中川貴文准教授と共同して、木造住宅の倒壊解析ソフトウェア「wallstat」で解析シミュレーションを行い、アルミ外装材が住宅の耐震性能に有利に働き、倒壊リスクを軽減させることを確認。
4種類の建物形状と、0.5~2.0の4種類の壁倍率でシミュレーションを実施。16戸の解析モデルのうち、重いサイディング(右)の倒壊は5棟だったのに対し、金属サイディング(左)は4棟だった。
このような結果を受けて、地震時の倒壊リスクと火災リスクへの対策として、新築時の延焼ライン内の外壁でも採用できるよう、アルミ外装材「アルカベール」と鋼板外装材「アイアンベール」について、木造住宅の充填断熱工法で採用可能な防火構造認定14種を取得した。
「アルカベール」の税別の参考価格は、「ラインバークスパン」約8700円/平米、「ルシアス サイディング」約1万1900円/平米、「シャインウォール」約7300円/平米。
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