【解説】桁上・天井断熱で確実に通気を確保するポイント

木板張り外壁や軒天スギ板張り＋母屋あらわしの屋根など、木材の質感を生かした外装を工夫したい。一方でコストと性能、耐久性が気になる。複数の要求を成立させる工法や納まりのポイントについて菅沼悟朗（菅沼建築設計）氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力：菅沼 悟朗（菅沼建築設計）　

Q.桁上・天井断熱で確実に通気を確保するポイントは？

A.軒裏からの吸気口の面積を十分に確保する。排気口は強風にも配慮して設置面を決める

ケンジ　桁上断熱の場合は小屋裏換気だな。軒裏から吸気して妻壁などの排気口から排出する。美観の問題はあるが、排気口の面積を十分に確保する。風が強い敷地に建つ建物の場合、排気口を設置する面を検討したいな。
→強い風が当たる面に設置すると、風の影響で風雨が浸入する

松太郎　小屋裏換気では外壁通気層と小屋裏をつなぐかどうかを検討だね。両者をつなぐことが多いけど・・・

この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号（2024年3月30日発行）木造再点検［超］そもそもQA』（P.105～）でご覧ください。