木板張り外壁や軒天スギ板張り+母屋あらわしの屋根など、木材の質感を生かした外装を工夫したい。一方でコストと性能、耐久性が気になる。複数の要求を成立させる工法や納まりのポイントについて菅沼悟朗(菅沼建築設計)氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
Q.屋根断熱で確実に通気を確保するポイントは?
A.軒裏の吸気口と棟換気口の面積を確保する。棟頂部には空気が行き来できる空間を設ける
ケンジ 屋根断熱は軒裏の吸気口から入れて棟から排気する。軒裏に12×180㎜のスギ板を張り、垂木ピッチに合わせて幅24㎜メッシュ張りの吸気口を設けている。幅24㎜だと雀が通り抜けられないようだな。
→通気量は吸気の面積に影響される。軒裏の吸気口の面積確保が重要
松太郎 棟換気は棟まわりに空気が水平方向に動く空間が必要。棟換気部材の下部で・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.104~)でご覧ください。
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