木板張り外壁や軒天スギ板張り+母屋あらわしの屋根など、木材の質感を生かした外装を工夫したい。一方でコストと性能、耐久性が気になる。複数の要求を成立させる工法や納まりのポイントについて菅沼悟朗(菅沼建築設計)氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
Q.断熱と通気を両立するコスパのいい屋根は?
A.2重垂木にして断熱層と通気層を組み込む母屋上の垂木に加えて母屋側面にも垂木を設置
ケンジ コスパ重視で断熱等級5(6地域)とする場合、屋根垂木45×90㎜を掛け、その下に同寸の断熱垂木を長ビスで固定する。垂木間に高性能グラスウール155㎜厚と「通気くん」を設置。下段の垂木は傾斜天井の野縁を兼ねる。
→母屋側面に垂木彫りを施し、断熱垂木を掛けてもよい。屋根垂木は通常通り母屋にかける
松太郎 ビス留め方式は上向き作業だから、大工の負担が大きいね。垂木掛け方式のほうが作業性はいい。いずれのやり方も・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.102~)でご覧ください。
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