木板張り外壁や軒天スギ板張り+母屋あらわしの屋根など、木材の質感を生かした外装を工夫したい。一方でコストと性能、耐久性が気になる。複数の要求を成立させる工法や納まりのポイントについて菅沼悟朗(菅沼建築設計)氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
Q.木板横張りを長持ちさせるために気を付けることは?
A.2枚の板が重なった部分には釘打ちしない 板が割れやすく、交換もしづらくなる
ケンジ 木板横張りにはステンレススクリュー釘長さ50㎜を用いて、板を重ねて下から上に張る。重ね部分に釘を打つのは避けたいな。乾燥収縮に追従できずに割れやすいし、補修時にも1枚ずつ交換できなくなる。
高湿な北面で木端に水が溜まって苔が生えることがあるが、耐久性には影響ない
松太郎 出隅は見切り材を入れて突き付けで納める。見切り材と木板の間に隙間を開けてシーリングを施したり・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.92~)でご覧ください。
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