木板張り外壁や軒天スギ板張り+母屋あらわしの屋根など、木材の質感を生かした外装を工夫したい。一方でコストと性能、耐久性が気になる。複数の要求を成立させる工法や納まりのポイントについて菅沼悟朗(菅沼建築設計)氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
Q.安価なスギ板をトラブルなく使いこなすには?
A.12㎜厚でモルダー掛けの未乾燥板を活用する 現場で乾燥させつつ欠点材を取り除いて張る
ケンジ 木板張りには、スギ12×180×3650㎜のモルダー掛けした抜け節のない未乾燥材を用いる。12㎜厚は安価で割れの枚数も許容範囲だな。9㎜厚だと反りやすいし、15㎜厚は品質はいいけど価格が高いね。
→延べ床面積30坪の建物で約300枚使用。価格は約25万円。ガルバリウム鋼板より安価
松太郎 スギ板は納品後に・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.90~)でご覧ください。
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