木造住宅の耐久性を大きく左右する外装材。材料そのものの耐候性と主要な劣化要因について、エーシャギーの安達智氏と菅沼建築設計の菅沼悟朗氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:安達 智(エーシャギー)、菅沼 悟朗(菅沼建築設計)
Q.金属サイディングは雨や塩害で寿命が縮まないの?
A.雨が当たるほうが長持ちする。最大の弱点は塩害で寿命が1/3以下になる場合も
ケンジ 軒や庇直下など雨掛かりしにくい場所にガルバリウム鋼板を張ると、塩分や酸性分の腐食原因物質が流れずに濃縮して腐食の進行が早まる。特に海沿いでは海塩粒子が付着し、大幅に腐食しやすくなる。
→雨がかかりやすいように軒ゼロにしたり定期的に外壁を水洗いするのもよい
松太郎 海岸から数百mまでは海塩粒子の塩分量が多く、約250m以内は塩害による腐食が多発する。海岸に近い環境で雨水が当たらないと・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.80~)でご覧ください。
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