住宅の光熱費や木造住宅の耐久性を大きく左右する断熱気密性能。これらの経年変化と、耐久性に与える影響について北海道大学教授の森太郎氏とシー・アイ・エス計画研究所の服部倫史氏、INDIの東出憲明氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:森 太郎(北海道大学教授)、服部 倫史(シー・アイ・エス計画研究所)、東出 憲明(INDI)
Q.C値1.0以下とC値2.0は何がどれだけ違うの?
A.断熱性能が同じでもC値1.0以下は壁内で対流が生じにくく、熱の逃げる量が少なくなる
ケンジ C値1.0以下とC値2.0では気密シートの緩みなど施工精度に差があるな。C値2.0は外気の流出入や冷気で表面結露が生じる。C 値1.0以下は外気の流出入がなく、空気が動かない。同じ断熱性能でも熱の逃げる量が少なくなるんだな。
→中間で気密測定を行い、漏気箇所を塞ぐとC値1.0以下を実現しやすい
松太郎 経年変化でC値の差が増すこともあるよ。築30年弱の北方型住宅のC値を調査した際・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.71~)でご覧ください。
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