住宅の光熱費や木造住宅の耐久性を大きく左右する断熱気密性能。これらの経年変化と、耐久性に与える影響について北海道大学教授の森太郎氏とシー・アイ・エス計画研究所の服部倫史氏、INDIの東出憲明氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:森 太郎(北海道大学教授)、服部 倫史(シー・アイ・エス計画研究所)、東出 憲明(INDI)
Q.建物が長期的に維持すべき断熱気密性能はどのくらい?
A.断熱はQ値1.6以上、気密はC値2.0以下 窓は樹脂サッシ+ペアガラス以上が最低ライン
ケンジ 北海道の独自基準と既存住宅の劣化状況が参考になるな。北方型住宅基準ステージ1(1988年)の規定はQ値1.5、C値5.0。この時代の窓はアルミ樹脂複合サッシ+ペアガラス程度。窓まわりの結露が酷く、壁や天井に内部結露が発生していた。
→防湿気密層はあっても気流止めを施していない事例が多く、築25年を過ぎると劣化が目立つ
松太郎 北方型住宅基準ステージ2(2004年)の規定は・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.67~)でご覧ください。
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