住宅の光熱費や木造住宅の耐久性を大きく左右する断熱気密性能。これらの経年変化と、耐久性に与える影響について北海道大学教授の森太郎氏とシー・アイ・エス計画研究所の服部倫史氏、INDIの東出憲明氏に取材。Q&A方式でまとめた。
取材協力:森 太郎(北海道大学教授)、服部 倫史(シー・アイ・エス計画研究所)、東出 憲明(INDI)
Q.大地震で揺れると建物は無傷でも気密性能は低下するの?
A.一定の耐震性能があれば、正しく気密施工された建物の気密性能は地震時にも低下しづらい
ケンジ 北海道胆振東部地震の際に液状化現象で傾いた住宅を気密測定した結果が参考になる。地震の前後のC値はほぼ同じ。正しく気密施工をすれば大地震で揺すられても気密性能は簡単には低下しないんだな。
→基礎の変形により玄関框の周辺に隙間が生じた程度でほかに影響は見当たらない
松太郎 木造住宅はもともと軽量であるし、最近の住宅は・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー4月号(2024年3月30日発行)木造再点検[超]そもそもQA』(P.65~)でご覧ください。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。