大東建託グループ(東京都港区)の大東バイオエナジー(東京都港区)はこのほど、朝来バイオマス発電所(兵庫県朝来市)の営業運転を開始した。約1年3か月ぶりの再稼働となる。
同発電所は、2023年7月に関電エネルギーソリューション(大阪市)、兵庫県森林組合連合会(兵庫県神戸市)から大東建託が事業譲受したもので、2022年12月から操業を停止していた。
同発電所の発電出力は5600kWで、燃料には根株や枝葉を含む間伐材や製材端材などの木質チップを利用する。発電電力量は約4000万kWhで、西日本エリアの同社グループ事業所に供給予定。これにより、同社グループにおける再生可能エネルギーの国内導入率は50%に達成する見込みだという。
大東バイオエナジーは、枝・根株、製材端材などをチップ化するハンマー式破砕機などを新たに導入。燃料となる木質チップの品質条件を緩和することで、受け入れ種類を拡大する。発電停止前同様に森林資源の地産地消モデルを継続し、森林の持続可能性に貢献していくとする。
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