インタープライズ・コンサルティング(東京都中央区)は、3年以内に住宅購入を予定する人500人、二世帯住宅居住者500人の計1000人を対象にした「二世帯住宅についての関心度調査」を実施した。調査時期は2012年12月。
二世帯住宅に興味があるか聞くと、約6割(58.6%)が「興味あり」と回答。なかでも、20代の関心が高かった。興味をもったきっかけとして一番多かったのは「家族のつながりを意識するようになった」35.8%で、「親世帯から提案された」14.6%、「子世帯から提案された」10.8%が続いた。
二世帯住宅に興味がある人に不安に思うことを挙げてもらった。20〜50代では「あれこれ干渉されそう」「プライバシーが確保しにくそう」との回答が多かったが、60代以上では「生活時間帯が違いそう」が突出して多い結果となった。
プライバシー確保のために住宅の間取りで工夫したいことを聞いたところ、「寝室のフロアを分ける」「トイレを分ける」「お風呂・洗面所を分ける」の順に多かった。
すでに住んでいる人に二世帯住宅を選んだ理由を聞くと、すべての世代で「家族がそばにいたほうが安心できるから」がトップに。ただし20代では、「経済的負担(住宅ローンや生活費)を分担できるから」の割合が35.3%と、ほかの世代(30代24.6%、40代26.9%、50代22.5%、60代以上24.3%)よりも多かった。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。