ヒノキヤグループは4月1日付けで、イゼッチハウス北海道(北海道札幌市)および大洋建設(同)を吸収合併した。今後は、ヒノキヤグループ・桧家住宅カンパニー北海道・東北支社として事業展開を行う。4月27日に全館空調システム「Z空調」搭載の住宅展示場をオープン。今年中に、さらに2カ所の展示場出店を予定している。北海道・東北支社の住所は札幌市東区北43条東19丁目2-2で、前住所からの変更はない。
両社は道央圏を中心に、省エネ・創エネに特化した高気密・高断熱性能の注文住宅事業を展開。ZEH住宅の施工棟数において道内トップクラスの実績を有し、札幌市が創設した「さっぽろ環境賞」の「企業部門・優秀賞」の受賞経験もある。
ヒノキヤグループでは2021年12月から札幌市内の住宅地に建設した断熱等級5の実験棟で「Z空調」の実証実験を実施。真冬で外気温が-12.6℃の時でも23℃以上の室温を保つことを確認している。また「Z空調」で24時間暖房運転した場合の冬期の電気代は、月平均1万9413円だったとしている。
同社は、「両社がこれまで蓄積してきた省エネ・創エネ等の技術が加わることで、企業価値の向上につながるものと確信している」とコメントした。
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