アンドパッドは2月8日、コンベックスの全株式取得・グループ会社化に向け、基本合意したことを発表した。今回の資本業務提携を通じて、両社は「ANDPAD(アンドパッド)」と「Digima(デジマ)」のシステム連携に取り組む。「Digima」で管理している顧客情報をそのままANDPADでシームレスに利用できれば、主なユーザーとなる住宅・不動産業者にとっては、さらなる生産性向上につなげられるという。
アンドパッドはクラウド型建設プロジェクト管理サービス・ANDPADを開発・提供している。施工管理から受発注管理、粗利管理などに対応し、工務店業務の一元管理を目指すアプリだ。
一方、コンベックスが展開するのは、住宅・不動産業界向けに特化したマーケティングオートメーションツール・Digima。メール、SMS、LINE、IP電話などを組み合わせたマルチチャンネルでの来店・来場・面談に至るまでのマーケティング活動の可視化、自動化を実現する機能がある。
この提携について、コンベックス代表取締役の美里泰正さんは「必然だった」と話す。「API連携でも効果を上げられるとは思うが、お客様の満足度を考えれば、同一の設計思想のもとで統一した純正な仕様でシステムを連携させたほうがいい」(美里さん)。
またアンドパッド代表取締役社長・稲田武夫さんは・・・
この記事は新建ハウジング3月30日号5面(2024年3月30日発行)に掲載しています。
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