リノベーション事業は「持ち家リノベ(実家含む)」「中古+リノベ」「買取再販リノベ」の大きく3つに分類されます。さらにそれぞれが、デザイン系と性能向上系に分かれる傾向があります。
実際に「性能向上は当然重視するがデザインは軽視している」という声がある一方で「デザインは得意だが、性能向上は未知の領域だ」「性能向上を追求すると予算オーバーになる」といった声も耳にすることがあります。
そのような中、今回はインテリアデザイン、性能向上、共に重視し、各事業の要素も合わせもちながら展開する北王(札幌市)のリノベーション事業を取り上げ、私なりの着眼点で解説していきます。
北王のリノベ事業の概要
母体は注文住宅、規格住宅、建売事業等を展開する地域ビルダーで、リノベーション事業は年商5.5億円。組織は営業、施工管理の分業制で、10人を基本形にした体系で展開されています。
現状、札幌市中央区の1拠点で市全体に対応しているのは、エリアの面積が限られ、幹線道路1本で東西の移動が比較的スムーズだという背景があります。
新築のブランドイメージも活かしたリノベ事業
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