HAPROT(ハプロット、広島県廿日市市)が「作業療法士の安全な家づくりアドバイザー」として間取り設計に携わった旭ホームズ(広島市)のリノベーション物件が、3月23日に広島市佐伯区にて完成した。
同モデルハウスは、築37年の中古物件をリノベーションする段階で、リハビリの専門家である作業療法士の視点を取り入れて設計。築古物件は段差が多い・高い、階段が急勾配など、安全面の問題から空き家になりやすいが、同物件ではHAPROTが独自基準で作成した安心・安全な間取りの「安全持続性能」を採用し、省エネ+耐震性に加え、住宅内事故を予防し、家族構成などが変化しても住み続けられる設計によって「安全性」と「持続性」を確保している。
「安全持続性能」基準は、玄関、階段、トイレなど合計13項目で構成され、今回は上がりかまちを無くした玄関や広い洗面室などで転倒リスクを回避。「間取り」という住宅内環境への対策を行ったことで、子育て世帯から歩行補助具を使用している人まで、使いやすい住宅を実現した。
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