一般社団法人 住宅生産団体連合会(東京都港区、樋口武男会長)は、2012年10~12月の住宅業況調査の結果を発表した。
戸建て注文の受注実績をみると、前期(7~9月)比で総受注棟数は6ポイント減、総受注金額は10ポイント増で4期連続でプラスを維持した。受注棟数の減少については、前期の大幅増(プラス32)の反動減とみる。地域別の総受注棟数をみると、北海道(プラス17)、東北(同40)、中部(同8)はプラスを維持したものの、それ以外の関東(マイナス26)、近畿(同1)、中国・四国(同6)、九州(同3)でマイナスに転落した。
次期(2013年1~3月)の見通しについては、前期比で総受注棟数プラス47、総受注金額プラス18と、大幅なプラスになるとした。
見学会・イベントへの来場者数は、「増加」が前期35%→今期14%に減少、一方「減少」が前期13%→今期38%へと大幅に増加した。消費者の購買意欲についても、「増加」が前期53%→21%へと大幅に減り、「減少」が4%→19%に増加。顧客のうごき、マインドが停滞しているとみる。
調査は、住団連の会員会社の支店・営業所・展示場の営業責任者を対象に3カ月ごとに業況感についてアンケートしているもの。戸建て注文住宅の回答数は215(事業所)だった。数値はいずれも指数。
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