国土交通省・建築研究所は3月13日、能登半島地震で被害を受けた石川県・富山県都市部の建築物の被害調査結果(速報)を報告した。建築物の非構造部材の被害を把握することを目的に実施したもの。国土交通省住宅局などからの依頼を受け、石川県金沢市内、富山県高岡市内・射水市内・富山市内の公共施設、文化施設を調査している。調査は1月19日~21日にかけて実施した。
内装材については、多くの建物で天井材の部分的な落下、垂れ下がりを確認。特に面積や質量がある内装材の、高所からの脱落が散見された。壁面ガラスの建物では、比較的古い構法での被害が確認されなかった反面、比較的新しい構法であるDPG構法(※ガラス同士を連結する工法)で被害があった。他にもエキスパンションジョイント周辺の部材の変形、外装材の損傷などの被害を確認されている。
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