LIXIL(東京都品川区)とセブン‐イレブン・ジャパン(SEJ、東京都千代田区)は3月15日、LIXILのアルミ形材「PremiAL R70」(プレミアル アール70)を、2月29日オープンの「セブン‐イレブン三郷上彦名店」(埼玉県三郷市)に導入したと発表した。
「PremiAL R70」は、原材料の70%にアルミリサイクル材を使用した循環型低炭素アルミ形材。建設時の建材の環境への影響を定量的に示すことが可能で、リサイクル材を使用しないアルミ形材を導入する場合よりも、製造工程におけるCO₂排出量を約55%削減できるという。
今回の取り組みは、CO₂排出量の削減や資源循環を目指す両社の連携により実現。LIXILが開発した環境負荷低減につながる建材を、セブン‐イレブン店舗のフロントサッシに国内で初めて採用することで、環境配慮にも踏み込んでいく。
同店舗での低炭素建材の採用を皮切りに、将来的には、改装店舗などから回収したアルミをアルミ形材にリサイクルし、新店舗の建設に再利用する水平リサイクルも検討していく。
LIXILは、2031年3月期までにハウジング事業で使用するリサイクルアルミの使用比率100%を目標に掲げている。SEJは、2030年までに店舗運営に伴うCO₂排出量を50%削減、2050年までに実質ゼロとする目標達成に向けた取り組みを推進している。
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