AQ Group(東京都新宿区)は、耐震等級3、断熱等級5を標準プランとする高性能でデザイン性の高い住宅をローコストで提供する新ブランド「AQ HAUS」を3月から開始した。展示場建設や広告費などの経費も徹底的に削減するなど、品質にこだわりながらコストを抑え、本体価格1000万円~(税込)を実現した。
ターゲットは20代~30代の一次取得者層。ミレニアム世代が購入を検討しやすい価格帯と、住む人の個性やライフイベントに合わせてアレンジしやすいシンプルな設計、デザインで、「価格は抑えたいが、こだわりも叶えたい」といったニーズに対応する。入居までのサポートはWEB上のサービスとあわせて確立ずみという。
5月にはWEBサイトに、外装やインテリアのコーディネートのシミュレーション機能や、希望プランから付帯工事も含めた概算総額を算出し、住宅ローンの返済額を提示するセルフ見積機能などを追加。ユーザーは、予算にあった理想の家づくりをWEB上で体験することができる。また、住宅ローンや火災保険などの手続きをオンライン化し、365日24時間手続き可能なしくみも構築する。
住宅市場は、土地価格の上昇に加え、資材・人件費の高騰による建物価格の上昇で、家づくりの予算が増額傾向にある。同社は、住宅ローンの返済負担も大きく、理想の暮らしや好きなことを妥協せざるを得ないケースも増えているとして、ローコストな注文住宅の新ブランドを発足。同社の注文住宅のノウハウと、効率的でシンプルなサービスを構築することで、高性能で低価格な住宅を販売可能とした。
4月には「平屋」「2階建て」の2タイプの試行棟が埼玉県上尾市にて完成予定。AQ HAUSの実物大モデルで、顧客・業界関係者への見学会を予定している。
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