東京都は2023年度、住宅の断熱・省エネ化、再生可能エネルギーの普及に取り組む住宅事業者を表彰する「東京エコビルダーズアワード」を創設。このほど受賞企業が決定され、3月4日に受賞イベントを開催。受賞企業のプレゼンテーションや審査委員による講評を行った。中小工務店も5社が参加し、それぞれ独自性のある取り組みを発表した。
都は25年度から、大手ハウスメーカー等に、一定量の太陽光発電の設置や、断熱・省エネ性の確保を義務付ける「建築物環境報告書制度」を開始する。同アワードは、制度の開始に先駆けて創設された。
同アワードは、報告書制度の基準(断熱・省エネ性、再エネ設置量)を先行して達成している事業者を表彰するハイスタンダード賞(2部門)、再エネ設置率前年度比10ポイント以上増の事業者が対象のソーラーチャレンジ賞、より先進的な取り組みを実施している事業者を表彰するリーディングカンパニー賞(2部門)の3賞で実施。23年度はハイスタンダード賞40社、ソーラーチャレンジ賞7社、リーディングカンパニー賞17社が受賞した(重複受賞あり)。
工務店5社が登壇 大手と遜色ない取り組み
受賞イベントには、リーディングカンパニー賞の受賞企業12社が参加。地域工務店では断熱・省エネ性部門の高砂建設(埼玉県蕨市)、福安工務店(八王子市)、再エネ設備設置量部門の八幡(青梅市)、両部門受賞の清菱建設(足立区)、セイズ(葛飾区)が登壇した。
高砂建設は・・・
この記事は新建ハウジング3月20日号6面(2024年3月20日発行)に掲載しています。
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