YKK APが運営する性能向上リノベの会は3月1日、既存住宅の断熱性能と耐震性能を向上させるリノベーション事例を表彰する「性能向上リノベデザインアワード2023」の表彰式を開催した。応募総数125作品の中から、アルティザン建築工房(北海道札幌市)の「北の大地でリフォームZEHに住む」が最優秀賞を受賞。また大庄(新潟県長岡市)の「緑道を望む住まい」、まごころ本舗(新潟県五泉市)の「30年後の家族へプレゼント」の2作品が優秀賞を受賞した。
同アワードは2022年に開始し、2回目となる今回は「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに設定した。レジリエンス性や断熱・省エネ改修などを実現したプロセスを重視し、テーマに沿った取り組みであるかどうかを評価して、各賞を選出する。
最優秀賞のアルティザン建築工房「北の大地でリフォームZEHに住む」は、築52年の中古戸建て住宅をリノベーションした事例。改修によって断熱性能は断熱等級6相当の0.23W/㎡K、耐震性能(上部構造評点)は0.88から1.52まで向上。太陽光発電も搭載した。改修後の性能が高いことに加え・・・
この記事は新建ハウジング3月20日号2面(2024年3月20日発行)に掲載しています。
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