東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)が3月11日公表した首都圏(1都3県)の2月の中古戸建て住宅流通は、成約件数・価格ともに増加した。成約件数は1167件(前年同月比10.4%増)の2ケタ増となり、3カ月連続で前年同月を上回った。横浜・川崎市(同11.8%減)以外の地域で増加し、東京都区部(同21.3%増)、多摩(同23.7%増)、神奈川県他(同11.3%増)、埼玉県(同14.1%増)では2ケタ増と大幅に上回った。
新規登録件数は6229件(同21.9%増)で、14カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は3895万円(同0.8%増)で微増。上昇したのは東京都区部(同5.5%増)、多摩(同4.1%増)、横浜・川崎市(同2.7%増)で、神奈川県他(同14.3%減)は2ケタ下落となった。新規登録価格は4207万円(同1.3%減)で10カ月連続で前年同月を下回った。土地面積(同8.5%減)は2カ月連続、建物面積(同1.8%減)は3カ月連続で前年同月を下回った。
首都圏の中古マンションの成約件数は3350件(3.4%増)で9カ月連続で前年同月を上回った。成約㎡単価は75.52万円(同9.9%増)で、すべての地域で上昇し、46カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は4859万円(同11.5%増)で45カ月連続で前年同月を上回った。専有面積は64.34㎡(同1.4%増)だった。
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