政府は12日、能登半島地震の初動対応を検証するため、関係省庁によるチームの初会合を開いた。地理的制約のある半島での災害対応について課題を振り返った上で、新技術を活用した対策を検討。6月をめどに議論を取りまとめる。
松村祥史防災担当相は会合で「今回の災害対応について評価できる点と改善すべき点を抽出し、能登半島の復旧・復興に生かせるものがあれば直ちに取り入れてもらいたい」と述べた。
チームは、内閣官房や内閣府、国土交通省などの幹部らで構成。道路が寸断され交通手段が限られた中での自治体支援、避難所運営、物資調達などの状況を踏まえ、課題を整理する。その対応として、孤立集落に支援物資を運ぶドローンや、水をろ過して繰り返し使えるシャワーといった新技術の活用策も話し合う。
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